晴耕雨筆

Magic: the Gatheringの様々な楽しさをあなたへ。

もしかして私のクリーチャー、弱すぎ……?

今回は「戦闘」についての特集です。

相手を倒すには、戦闘でダメージを与えるのが一般的。
ここをしっかり理解すると、強くなれます!

前回も書いた通り、戦闘フェイズは5つのステップに分かれています。
それぞれ何をするのか、何をした方がいいのかを見ていきましょー


◇戦闘開始ステップ
まず、攻撃前にステップが1つ。

特に毎ターンやることは無いのですが、やっておいた方がいいことがあります。
相手クリーチャーをタップするならここです。

次のステップでも書きますが、攻撃するクリーチャーはアンタップ状態(縦向き)でなければいけません。
なので、相手のクリーチャーをタップする(横向きにする)と攻撃されなくなります!

で、今やるのは何故かと言うと、次のステップでクリーチャーを指定する前には自由に行動ができないからです。
なので攻撃される前にしたいことはここで行う必要があります。

このステップは飛ばされがちですが、行動したいときはちゃんと相手に宣言しましょう。
カードゲームはコミュニケーションですよ!


◇攻撃クリーチャー指定ステップ
さあ、攻撃しましょう!
攻撃させたいクリーチャーを指定し、どのプレイヤーを攻撃するかを宣言し、カードをタップ!これだけ!
勘違いされやすいのですが、相手クリーチャーを狙って攻撃することはできません。
基本的に相手プレイヤーを狙います。

なお、1回に複数体のクリーチャーで攻撃することができます。まとめてタップしましょう。

また、クリーチャーは召喚したターンには攻撃できません。これを「召喚酔い」と言います。
1ターン待ってから攻撃しましょうね。

攻撃するクリーチャーを指定したら自由行動の時間になります。
ブロックされないようになる効果はここで使っておきましょう。

攻撃指定と同じく、ブロック指定前にも自由時間はありません。
ここでやらなければ効果が無くなってしまいますからね。お気をつけて。

また、ブロッカーを排除したい場合もここで行いましょう。
これも次のステップで説明しますが、1度ブロックされるとそのブロッカーがいなくなってもダメージは通らなくなります。
ブロックされる前に対処してしまいましょう。


◇ブロック・クリーチャー指定ステップ
ここでブロックするクリーチャーを指定します。

ブロックさせたいクリーチャーはアンタップ状態である必要があります。召喚酔いはしていても構いません。
どのクリーチャーをブロックするかを指定したら完了です。タップはしないでいいですよー

また、1体のクリーチャーを複数のクリーチャーでブロックすることも可能です。
弱いクリーチャーでもたくさんいれば大型を倒せるんですよ。
複数のクリーチャーにブロックされた場合、攻撃側のプレイヤーはどういう順番でダメージを与えるかを宣言しましょう。その順番に倒すことになります。

ブロック指定が終わったらまた自由時間があります。
ここでもやっておきたいことが。

さっきも言った通り、1度ブロックされるとブロックしたクリーチャーがいなくなっても「ブロックされている状態」は消えず、プレイヤーにダメージを与えられなくなります。
逆に言えば、ブロックしてからクリーチャーが場からいなくなってもダメージは喰らわないのです。

「斑の猪」でブロックした後、このタイミングで自分の効果を使い生け贄にすることで、ダメージを喰らわずに4点回復することができます!
もしクリーチャーが自爆できるのなら、ブロックしてからがオススメです。

また、パンプアップもここで行いましょう。

パンプアップとはパワーを一時的に上げ、ダメージを増やすことです。
パワーを上げるとブロックされやすくなりますが、このタイミングで上げるともうブロックはされません。
マナをギリギリまで残しとくためにも、強化はここで行いましょう。


◇戦闘ダメージ・ステップ
攻撃とブロックが完了したらいよいよ戦闘です。

ブロックされていない攻撃クリーチャーは選択したプレイヤーにパワー分のダメージを与えます。
ブロックされた攻撃クリーチャーとブロックしたクリーチャーはお互いにパワー分のダメージを与えあい、タフネス以上のダメージを喰らったクリーチャーは破壊されます。

ダメージの計算が終わったらまたまた自由時間です。
戦闘フェイズは「ステップのやるべきことが終わったら自由時間」と覚えておきましょう。


◇戦闘終了ステップ
このステップも特にやることはありません。
もしかしたら一番飛ばされてるステップかも……

一応、このステップが終わると全てのクリーチャーは戦闘から取り除かれます。
攻撃している状態を条件としたり、ブロッククリーチャーを対象とした効果などは、ここが終わるまでに使っておきましょう。
例えばこのカード。

「糾弾」は「攻撃しているクリーチャー」を対象とした呪文です。
そのため、攻撃クリーチャー指定ステップから戦闘終了ステップ終了までの間に唱える必要があります。


これで戦闘フェイズは終わりになります。
意外と複雑でしたが、分かったでしょうか?
クリーチャーが弱くてもテクニックでカバーできることも多いので、色々と試してみましょう!


さて次回ですが「カードタイプ」について詳しくやっていきます。
順番が明らかに前後していますが、気にしない……



それではまた、どこかの次元でお会いしましょう!