【背景世界】PW「ニクスへの旅」ガイド雑訳、キーマンはなんと緑青の彼だ!
やっと来ました!
待望の「Planeswalker's Guide to Journey into Nyx」!
背景世界好きとしては来たる「ニクスへの旅」下準備としてこれが非常に重要です。
今回もさっくり訳してみましたよ。
なお、正式な訳語については公式記事をお待ちください。
合ってるかもイマイチ自信無いし……
とその前に、神々の軍勢のストーリーを簡単におさらいしておきましょう。
・ゼナゴスさん神を目指す、これがそもそもの発端
・その儀式で陽光の世界とニクスの境界線がぼやける
・「ニクス生まれ」が陽光の世界に出現する
・神々混乱、怒りに任せて次々と怪物を人間達に送り込む
・特に殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughterはミノタウルスと人間の戦争を引き起こす
・エルズペス率いる人間軍が辛勝する
・その勝利の宴が引き金となり、歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels爆誕
・エルズペスが責任取って荒野に追放される
こんな感じでした。
それでは、ニクスへの旅ではどのようなストーリーが展開されるのでしょうか。
簡単にご紹介!
・ゼナゴスが神になったことで、覇権を損なわれた神々は更に怒る
・テーロス超ヤバイ
・テーロス生まれの者は、神そのものですら他の神を追い出すことは出来ない(これは神々の軍勢より)
・そこで一人の英雄がニクスへと行き、不法侵入者に挑戦することに:エルズペス=サン!
・この事件に関して、ヘリオッドが一番おこだよ
・彼はエルズペスがゼナゴスの共犯者だと考えており、彼女を滅ぼすことに熱心である
・エルズペスは荒野でかろうじてヘリオッドの怒りから逃れた
・現在はセテッサの英雄、アンソーザ/Anthousa, Setessan Heroが定命の者達を率い、ニクス生まれに対抗している
・エルズペスはピンチっぽいが、実はアクロスの辺境の山に住むレオニン達と同盟を結んでいた
・レオニン達は遠くから神々と人間の情勢を観察し、距離を取っていた
・エルズペスの古くからの友人である黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneは彼女を捜してテーロスに到達し、現地のレオニン達の師となった
・テーロスのレオニン達は何が起きたかと、エルズペスが無罪であることをアジャニに説明した
・オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskosの助けを借り、2人のプレインズウォーカーはテツモス/Tethmosで再会した
・彼らは全てを正常に戻すことを誓った
・地平線(境界線?)の神、クルフィックスは、ニクスに入り、ゼナゴスを万神殿から追い出す方法を知っている数少ない者である
・彼はその知識を保護しているが、エルズペスはその存在を知っており、彼女が引き起こした災害を元に戻す方法を発見すると意気込んでいる
・彼女はアジャニと共に、境界線の神と協力できることを願い、世界の端にある神秘の神殿/Temple of Mysteryへと向かった
・クルフィックスの神殿へと向かう途中、彼らは幾度と無くニクス生まれに襲われる
・エルズペスは夢で運命の幻視に取り憑かれ、この旅の結末を恐れる
・しかし、神殿に到着すると、彼らは不可解な神の助言を学ぶ
・今まさに、エルズペスとアジャニはゼナゴスへと対峙するために向かっている
・神に贈られた強力な武器を携え、エルズペスはしぶしぶ世界の運命を決める戦いへと挑む!
大丈夫かよ、このヒロイン……
不安ですが、テーロスの命運は彼女にかかっているのです。頑張ってもらいましょう。
さて、これまでに出てきた10の神々に加え、更に5柱の対抗色小神の情報も掲載されています。
そちらも軽~く。
・御存知の通り、テーロスは神々とその神殿、そして崇拝者で成り立っている
・他の次元と同じように、テーロスの魔法も土地から生まれるマナによって紡ぎ出される
・全てのマナは5色の内1つに属し、神々はそれぞれの領域に関連するマナに対する影響力を持つ
・大神である5柱は単色のマナと関係している。
白:太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun
青:海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea
黒:死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
赤:鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
緑:狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
・それ以外の小神10柱は、定命の者共の複数の面を支配しており、それぞれ2色のマナに関係している
・ゼナゴスが昇天したことで、万神殿は15柱となった(元から赤緑の神はいなかった模様)
渡航の神、エイスリオス
・定命の者が死ぬとき、彼らの魂は死の国へと行くため、世界の果ての河を渡らなければならない
・覆われた神エイスリオスは彼らのガイドであり、その最終地点へと死者を輸送する
・彼は静かに、熱心に、ボロボロになるほど、根気よくその役割を成し遂げている
・エイスリオスは彼の杖無しでは存在し得ない
・死者が河の岸に到着したとき、彼はその杖を艀へと変えるために水の上に置く
・生から死への移行を司る彼は、白と黒のマナに関係している
・テーロスの習慣では、死んだ者のために粘土の仮面を作ることになっている
・その仮面によって死者の身元がエイスリオスに「適合」され、正しい道を示すことができる
・オストラコンと呼ばれるその仮面の破片は、死の国での通貨として使われている
嵐の神、ケラノス
・青天の霹靂は破壊的で、かつインスピレーションを与えるものだ
・同様にケラノスは、嵐の激怒と瞬間的なひらめきの具現化である
・忍耐も慈悲も無い彼は、深い洞察と稲妻の爆風を等しく分配する
・そういうわけで、彼は青と赤のマナに関係している
・知恵の化身として、ケラノスは無謀であるように見え、人間を受け入れることはない
・しかし、最初に彼の祝福を求めるなら、彼もはっきりとした目的で行動を起こす人々を尊敬する
・そのような者は諸刃の天啓を得る:瞬間的に未来を垣間見るが、その運命を変えることは出来ない
・人間の中でも、アクロスのサイミーディ女王はケラノスの最も偉大な使用人で、都市にその崇拝を広げるのに大いに役立った
疾病の神、ファリカ
・劇薬は少量であれば癒しの薬となる、このことはチンキ剤のように、両方の分野を司る神を反映したものだ
・ファリカは暗黒の魔法も含む、薬学知識の管理人である
・彼女は全てのゴルゴンの母でもあり、それらの蛇の体は彼女に似たものである
・彼女に敵対するものにとって、ファリカは恐ろしい脅威である
・しかし、彼女が支持する人間は非常に殺すのが難しくなる
・彼女は自らの使用人を強化し、敵を殺害する薬を調合する
・ファリカは黒と緑のマナに関係しており、それは人間の生と死を支配していることを示している
・神話では、秘密主義の神が自然界の中に薬の知識を隠した、とある
・報酬のためか、それともその秘密を探し求める人間というおもちゃを得るためか、彼女がなぜそうしたかは誰にも分からない
勝利の神、イロアス
・戦闘の栄光の象徴、イロアスは筋肉質のケンタウルスのような形で顕現する
・彼は戦いにおける個人の勇気と勇敢さを支配し、戦争をそうであるように決定する
・彼は殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughterの双子であるが、そちらは絶えず戦うように、より残忍な陣営に命令する
・イロアスは闘争における人間の尊敬すべき面を推奨する
・彼は軍国主義的な都市であるアクロスを支持し、その神殿でもあるアリーナにて大会を開催する
・毎年、真夏にテーロス全土からアスリートと兵士が集い、最も誉れ高い花輪をかけ、その身体能力で競う
・勝利の神は赤と白のマナに関係している
・彼の崇拝者は、大会の支持者と軍隊のカリスマ的な指揮官を含む
・猛烈な戦士であり熟練した戦術家であるアクロスのアナックス王は、イロアスの長年の崇拝者である
・しかし近年、彼の帝国めいた都市ではパーフォロスも受け入れている
境界線の神、クルフィックス
・最も謎めいた神であるクルフィックスは、可能性や距離、そして霊界に対する支配権がある
・そのため、彼は夢の予言者とみなされている
・彼はまた、道標、神秘、時間の流れを支配している
・他の人々が知る由もない神秘の守り人は、万神殿の中でクルフィックスが最も古い者だと言う
・この孤独な神は滅多に話すことはなく、崇拝者と接触することも稀である
・彼はしばしば本当の形を取らず、ニクスを満たした空間としてだけ現れる
・クルフィックスは緑と青のマナに関係しており、彼の神殿は世界の果てに築かれている
・クルフィックスはテーロスとその神々の起源の真実を知っている
・そして彼は、神を殺すために支払わなければならない代償がどれほどかも理解している
……といった感じです。
なんとなんと、今回はクルフィックスが活躍する予感?
キオーラもいますし、珍しく緑青が表舞台に!
この戦いの結末はどうなるのか、今後の展開が楽しみですね!
余談ですが、元記事のタイトル絵がこちら。
左から欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception、死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead、そしてファリカ。
黒絡みの3柱、こんな集まり方するのでしょうか?