【統率者2014】収録される新プレインズウォーカー5体を見てみた
11月7日に発売される統率者2014には、初めて統率者として使えるプレインズウォーカーが収録されます。
今回はその5人のプレインズウォーカーについて簡単に考察してみようと思います。
◇白:石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancer
コーらしく装備品に関係する3つの能力を持つプレインズウォーカー。
+2能力はトークンを出し、更に装備のオマケ付き。
アージェンタムの鎧/Argentum Armorのような装備コストの重い武器の運用が楽に。
-2能力は石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticの起動型能力の強化版。
タップが要らない上に墓地からも直接出せる。
あちらは分割で(2)(W)(W)+サーチ。
そのまま入れ替えるのは厳しいが、併用すると強そう。
奥義は初の装備品・トークンを出す能力。
装備が0な上に二段攻撃、+5/+5修整とかなり強力。
なお、破壊不能は装備したクリーチャーではなく、この装備品そのものに付いていることに注意。
トークン生産機としては1マナ重い太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championが優秀過ぎるので、やはり装備品と組み合わせたいところ。
装備品に関係する伝説のクリーチャーといえば黄金の若人ラクシャ/Raksha Golden Cubくらいだが相性が良いわけでは無さそうな……
やはり、これを統率者にし、装備品を大量投入したデッキがいいのかもしれない。
◇青:時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage
青のプレインズウォーカーはかの大魔道士の過去の姿。
能力は手練/Sleight of Hand、パーマネントのアンタップ、忠誠度能力のインスタント化。
プラス能力でお手軽にハンドを稼げるし、土地をアンタップすることで隙をなくせるのが青にあってる感じ。
何と言っても注目はその奥義。
プレインズウォーカーの能力がインスタント・タイミングで起動できると、まず単純に使える回数が2倍になる。(相手ターンでも起動できるから
倍増の季節/Doubling Seasonがあれば即起動出来るので、使い捨てつつ他のプレインズウォーカーを運用するという手があるかも。
統率者として使うには少し重いし、派手さが少ないかも。
-1能力を連打する運用ならアリか?
◇黒:黒き誓約、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis of the Black Oath
黒のプレインズウォーカーは、黒らしくドレインやスーサイドな能力。
+2能力は対戦相手全員になった血の味/Taste of Blood。
とりあえず起動しておけば困ることは無いだろう。
-2能力はライフを代償にデーモン召喚。
流石に5/5飛行はバカにならない戦力。
そして奥義は紋章&起動型能力になったボーラスの信奉者/Disciple of Bolas。
生け贄さえ用意できれば、ライフとカードを合わせて補充できる。
自分で出したデーモン食べればライフは増えるし噛み合ってるのかも。
能力は地味ながらも、統率者としても悪くはなさそう。
初期忠誠値がもうちょい欲しかった……
◇赤:屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant
みんな待ってたゴブリンのプレインズウォーカー!!!
+2能力は赤特有の先に捨てるタイプのルーター。
「最大2枚」なので、とりあえず捨てないのも適正。
統率者戦は不要な対策カード等を握っている場合もあるので、有効牌に変えられるのはいいかも。
-2能力は自分にだけ使えるゴブリンの溶接工/Goblin Welder。
忠誠値が減るので連打は出来なくなったが、統率者にすれば確実に使えるのが強い。
そして奥義はアーティファクト限定の信仰の見返り/Faith's Reward。
特化したデッキでは弱いはずが無い。
紋章がある状態で他の2つの能力を交互に使えば、リソースがガンガン増えていく。
4マナと一番軽いので、上手く守って育ててあげたい。
◇緑:ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar’s Fury
あのフレイアリーズ様もとうとうカード化。
能力はラノワールのエルフ/Llanowar Elves・トークンの生産、帰化/Naturalize、そして威厳の魔力/Regal Force。
5マナからマナ・クリーチャーを増やしても遅いので、緑お得意のマナ加速で早めに出してあげたいところ。
エルフデッキで使ってあげれば頭数も増やせるし、カードもいっぱい引けそう。
統率者にするならガンガン使い捨てていこう。
置物破壊はあって損は無いし、奥義もマイナスが少なめで撃ちやすいかもしれない。
以上!
皆さんもレッツEDH!!