晴耕雨筆

Magic: the Gatheringの様々な楽しさをあなたへ。

MtGの多様な楽しみ方

マジック:ザ・ギャザリング(以下MtG)はただカードで遊ぶだけでなく、色々な楽しみ方があります。

(昔、「MtGって何だ?って方に」って記事でもちょっと書いた)

今回はその様々な楽しみ方を、ユーザーのタイプごとに分けてご紹介します。

 

一覧(MTG WikiのTimmy, Johnny, and Spikeより拝借)

 

ティミー(Timmy) ―― パワーゲーマーで派手な能力・効果を持ったカードを好む

ジョニー(Johnny) ―― 創造力あふれるプレイヤーで、変わったデッキやコンボを好む

スパイク(Spike) ―― トーナメント指向で勝ちにいくのを好む

 

ヴォーソス(Vorthos) ―― カードの持つ雰囲気やフレイバー、コンセプトなどを好む

メルヴィン(Melvin) ―― カードの機能や相互作用、メカニズム、複雑なトリックなどを好む

メルソス(Melthos) ―― ヴォーソスとメルヴィンの両側面を併せ持つ中庸タイプ。

 

 

ちなみに自分はジョニー&メルソスです!(安コンボ好き&ストーリー・設定好き&ルールクイズ好き)

 

では、以下からそれぞれを詳しくご紹介!

 

 

◇ティミー(Timmy)

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「俺のリバイアサンを引くまで待ってくれ...」

 

「強いカードが好き!」「ド派手な効果が好き!」というアナタ、そういう人はティミーと呼ばれます。

……ですが、実はこれがイマイチ曖昧です。

 

大抵の人は強いカードが好きですし、「(強いカードで)勝ちたい!」というのはどちらかと言うとスパイク(後述)のような気がします。

 

ですので、「一枚のカードにこだわる!」というニュアンスなのでは無いでしょうか。

例えば、確実に強いのにあまり使われている印象の無い不可侵議員/Council of the Absoluteを気に入って四積みするとか。

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ただ、カードゲームの楽しみ方としては純粋、とも思いますねw

 

 

◇ジョニー(Johnny)

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「クラーク族の鉄工所と起源室と研磨基地が出るまで待っててよ。あっと、あと2枚目のマイアの回収者もいるな。」

 

自分みたいな「コンボが好き!」「この組み合わせが強い!」という人はジョニーと呼ばれます。(コンボジャンキーとか言ったりもするよね)

 

特にMtGはカードの効果が変わっているものがとても多いので、ジョニーな人もかなり多いように思います。

 

独創的なデッキを考える人達なので、いわゆる地雷デッキを生み出し、トーナメントで勝っちゃったりもしますね。

最近のカードで言うと、イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragonがかなりジョニー向けです。

(そもそもイゼット団のカードはジョニーと相性が良くて、ジョニーの人もイゼット団が好きな傾向にあるかも)

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膨大なカードプールとそれらの組み合わせこそがMtGの華ですよ!

 

 

◇スパイク(Spike)

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「スパイクはゲームのことを、自分の能力を定義し実践できる精神的な挑戦の場だと考えているんだ。」

 

MtGのトーナメントで勝つことを目標としている人は、スパイクと呼ばれることがあります。

 

MtGの大きな大会では賞金が出ることもあり、プロとして生活している人達もいますので、そういう方々はスパイクに分類されますね。

 

カードゲームには「環境」や「メタゲーム」と言われる強いデッキの流行、それに勝つための戦略などが付き物です。

今のスタンダードで言うと、炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryが環境の高速化に一役買っており、「相手よりも速く勝つ!」という戦い方を選択する人に使われています。

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スパイクとして活躍したいなら、世界中が舞台です!

 

 

――

これら上の3種類はプレイヤーが遊ぶ際の考え方による分類になります。

では、以下の2種類は?

それは、「カードの見方」による分類です。

 

 

◇ヴォーソス(Vorthos)

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「ヴォーソスはカードを評価する際、その個々の雰囲気や、どのように全体と混ざり合うかということを基準にする。」

 

MtGの多くのカードには物語があります。

 

フレーバーテキストが書かれているものは勿論、公式の記事や小説なので言及されているストーリーの濃さもMtGの魅力の一つです。

 

そのファンタジー世界に惹きこまれた人々はヴォーソスと呼ばれます。(分類の中では一番使われている用語かも)

思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thoughtは「The Secretist」という小説の主人公として描かれており、ファンも多いキャラクターです。

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 カードを買わなくても、MTG Wikiなどでストーリーを追うだけでファンタジー小説として楽しめます!

 

 

◇メルヴィン(Melvin)

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「メルヴィンは、それがどのようにゲーム全体の構造にフィットするかという観点からカードを評価する。」

 

「このカード強すぎない?」、こういったことは誰しも一回は考えてたりしますよね。

 

MtGの、整備されたルールや色ごとの役割などは目立たないけれどもかなり重要な特徴。

そういったゲームとしてのシステム的観点からカードを見るのが、メルヴィンと呼ばれる人達です。

 

あなたがメルヴィンなら、ゲームの一場面や特殊なシチュエーションを想定したルールクイズが楽しめるでしょう。

+1/+1カウンターが乗ったクリーチャーにドラゴン化/Dragonshiftを撃ち、対応して変化/Turnを撃たれる……とかね。

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知識に自身があるのなら、ルール・アドバイザー試験を受けるのをオススメします!

 

  

――

あなたに当てはまるスタイルがありましたか?

MtGの楽しみ方は一つではありません。

普段使っているカードやデッキを、是非色んな視点で見てみてください。

 

 

それでは、多様な楽しみ方で溢れた次元でまたお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は以下のサイトを参考にしました。ありがとうございます。

デザインのための言葉

ティミーのためのデザイン

ジョニーのためのデザイン

スパイクのためのデザイン