【スタンダード】プロツアー「テーロス」直前!スタンダード環境まとめ
今週末はとうとうプロツアー「テーロス」!
混沌とした新環境最初のスタンダードの大会ですね~
有力なデッキはちらほら出てきているようですが、何が優勝するかなんて全く分かりません!
ということで今回は各種イベントで上位に入ったデッキを見ていきましょう!
◇GPブリスベン13 スタンダード・トライアル
Darren Middleton 黒緑アグロ
土地 23
2:《変わり谷/Mutavault》
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
2:《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》
8:《沼/Swamp》
7:《森/Forest》
クリーチャー 28
4:《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
4:《実験体/Experiment One》
4:《ロッテスのトロール/Lotleth Troll》
4:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4:《屑肉の刻み獣/Dreg Mangler》
3:《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
2:《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》
3:《冒涜の悪魔/Desecration Demon》
ソーサリー 2
2:《思考囲い/Thoughtseize》
インスタント 5
3:《突然の衰微/Abrupt Decay》
2:《英雄の破滅/Hero's Downfall》
アーティファクト 2
2:《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
サイドボード 15
2:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
3:《霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra》
1:《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《破滅の刃/Doom Blade》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1:《英雄の破滅/Hero's Downfall》
ローテーション前最後の環境でちょっとだけ黒緑ミッドレンジが活躍しました。
その後継かと思いきや、構成的にはビードダウンになっていますね!
もぎとり/Mutilateやヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil、スラーグ牙/Thragtuskといった戦場を制圧するカードがなくなった代わりに、エレボスの鞭/Whip of Erebosというダメージレースを制するカードを手に入れたことによってデッキタイプが変わったのかもしれません。
ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler、実験体/Experiment Oneの1マナアタッカーから始まり、頂点は値段高騰中の冒涜の悪魔/Desecration Demonの4マナと、かなり速度を意識した構成に見えます。
エレボスの鞭/Whip of Erebosで絆魂を持たせることによって、ビードダウン系デッキに対して有利なのでしょうか、サイドボードはコントロールメタが満載のように思えます。
青殺しの霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra、PWや霊異種/AEtherlingを止める真髄の針/Pithing Needle、全体除去を再生で耐えるゴルガリの魔除け/Golgari Charmなど。
うーん、よく考えられている気がしますね。
プロツアーでも少なくない人数がいそうです。
◇StarCityGames.com Open Series:ウースター&クリーブランド
プレミアイベントの次に大きな大会であろうSCG。
その結果を簡単に見てみましょう。
ウースター
1位:Philip Bertorelli 赤単アグロ
2位:Max Tietze 青白コントロール
3位:Christopher Posporelis 赤緑怪物
4位:Christian Calcano エスパーコントロール
5位:Andrew Davis エスパーコントロール
6位:Jared Boettcher エスパーコントロール
7位:David Napolitano ナヤミッドレンジ
8位:Owen Turtenwald 赤単アグロ
1位:Erik Finnegan セレズニアアグロ
2位:Dan Musser ジャンクミッドレンジ
3位:Ian Barton ナヤアグロ
4位:Chris Renner 緑単アグロ
5位:Andrew Morrow セレズニアミッドレンジ
6位:Yiran Lin 赤単アグロ
7位:Hien Nguyen BRWミッドレンジ
8位:Ryan Gerhart セレズニアアグロ
黒緑いないじゃん!∑(゚Д゚)
まあアグロが多い傾向にはありますね。
ウースター優勝を含め3人いる赤単アグロ。
主にクリーチャーを火力でサポートする感じのデッキになっていますね。
Philip Bertorelli 赤単アグロ
土地 21
21:《山/Mountain》
クリーチャー 29
4:《灰の盲信者/Ash Zealot》
4:《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
4:《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
4:《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix》
4:《モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis》
4:《火拳の打撃者/Firefist Striker》
1:《流血の家の鎖歩き/Gore-House Chainwalker》
4:《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
インスタント 10
4:《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4:《マグマの噴流/Magma Jet》
2:《ショック/Shock》
サイドボード 15
4:《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》
4:《燃え立つ大地/Burning Earth》
1:《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》
2:《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
4:《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
Owen Turtenwaldだけ少し構成が異なり、灰の盲信者/Ash Zealotやボロスの反攻者/Boros Reckoner、マグマの噴流/Magma Jetが入っておらず、鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizenとゴブリンの近道抜け/Goblin Shortcutterが入っています。
炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryとの相性を考えた結果ですかね?
クリーブランド優勝のセレズニアアグロ。
Erik Finnegan セレズニアアグロ
土地 23
10:《森/Forest》
7:《平地/Plains》
2:《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate》
4:《寺院の庭/Temple Garden》
クリーチャー 20
3:《ドライアドの闘士/Dryad Militant》
4:《実験体/Experiment One》
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《復活の声/Voice of Resurgence》
4:《加護のサテュロス/Boon Satyr》
1:《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice》
ソーサリー 4
4:《議事会の招集/Call of the Conclave》
インスタント 10
4:《ワームの到来/Advent of the Wurm》
3:《根生まれの防衛/Rootborn Defenses》
3:《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》
エンチャント 3
3:《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》
サイドボード 15
2:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer》
1:《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》
2:《ドルイドの講話/Druid's Deliverance》
1:《根生まれの防衛/Rootborn Defenses》
2:《隔離する成長/Sundering Growth》
1:《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice》
1:《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
3:《異端の輝き/Glare of Heresy》
1:《狩人狩り/Hunt the Hunter》
他のアグロにはサイズで勝り、コントロールには除去耐性で勝つどう見ても強いデッキ。
サイドボードにこだわっているのか、1積みのカードが多いですね。
隔離する成長/Sundering Growthは置物を破壊しつつ居住できるナイスカード。
これから使用率が上がってくるかも?
異端の輝き/Glare of Heresyはホントに強いようで、ボロスの反攻者/Boros Reckonerを退かし、破壊不能でも守れないので安心の除去。
赤単相手に入れる価値もあるらしいですからね。
ウースターには4人いるのにクリーブランドでは1人もいなくなった青系コントロール。
Max Tietze 青白コントロール
土地 26
8:《島/Island》
8:《平地/Plains》
4:《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2:《変わり谷/Mutavault》
クリーチャー 1
1:《霊異種/AEtherling》
ソーサリー 7
3:《予言/Divination》
4:《至高の評決/Supreme Verdict》
インスタント 14
4:《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》
1:《天界のほとばしり/Celestial Flare》
2:《解消/Dissolve》
1:《本質の散乱/Essence Scatter》
1:《急かし/Quicken》
3:《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation》
2:《中略/Syncopate》
エンチャント 4
4:《拘留の宝球/Detention Sphere》
アーティファクト 2
2:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
プレインズウォーカー 6
2:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
4:《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
サイドボード 15
2:《真髄の針/Pithing Needle》
2:《鋤引きの雄牛/Yoked Ox》
1:《天界のほとばしり/Celestial Flare》
2:《今わの際/Last Breath》
3:《否認/Negate》
2:《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
3:《異端の輝き/Glare of Heresy》
共通しているのは解消/Dissolve、中略/Syncopateといったカウンター、除去として至高の評決/Supreme Verdictにアゾリウスの魔除け/Azorius Charmに拘留の宝球/Detention Sphere、そして当然のようにスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationと思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought。
エスパーではこれに黒の除去やサイドから思考囲い/Thoughtseize、ものによってはオルゾフの優良フィニッシャーや悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverが採用されていますね。
サイドにちょいちょい鋤引きの雄牛/Yoked Oxがいるのも面白いです。
高速アグロがいっぱいいる現環境を象徴しているかのようですね。
ちなみに個人的に気になっているのは怪物化デッキ!
Christopher Posporelis 赤緑怪物
土地 24
9:《森/Forest》
7:《山/Mountain》
1:《変わり谷/Mutavault》
4:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
3:《奔放の神殿/Temple of Abandon》
クリーチャー 22
4:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
2:《燃えさし呑み/Ember Swallower》
2:《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager》
3:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4:《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
4:《森の女人像/Sylvan Caryatid》
3:《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
ソーサリー 4
4:《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
インスタント 3
3:《稲妻の一撃/Lightning Strike》
プレインズウォーカー 7
3:《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
4:《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》
サイドボード 15
2:《霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra》
2:《燃え立つ大地/Burning Earth》
1:《破壊的な享楽/Destructive Revelry》
2:《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》
1:《ナイレアの弓/Bow of Nylea》
3:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
1:《古代への衰退/Fade into Antiquity》
3:《峰の噴火/Peak Eruption》
マナ・クリーチャーから怪物化を素早く起動する前作ったのに似てるデッキ。
プレインズウォーカー7枚ってのが特に気になりますね。
◇happymtg.com
happymtgに記載されているテーロス参入後のスタンダードデッキをざっくり見てみましょう。
赤単(31)
エスパーコントロール(18)
黒単(15)
セレズニアアグロ(14)
ステロイド(13)
ナヤアグロ(13)
10個以上のものはこんな感じ。
環境初期だからか赤単の使用率が高いですね~
数はいる黒単は、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelを搭載したものが多い様です。
アーキタイプは固まってきているようですが、どのデッキが有利かは全く分かりませんね。
プロたちがどのようなチョイスをするのか、楽しみです!