【カード】マジック世界最高峰の宝石、Mox。その新しい絵に込められた世界観。
Mox。
マジック黎明期に刷られた5枚のマナ・アーティファクトは、今では超高額カードの一つとして、またはヴィンテージの参入ハードルを上げる要因として知られています。
そのMoxが、2012年12月19日~2013年1月26日にMagic Online上で行われたキューブドラフトに新絵で採用されていました。
イラストレーターは Volkan Baga氏。
最近のカードでいうと殺人王、ティマレット/Tymaret, the Murder Kingや洞窟のランパード/Cavern Lampad。
有名なカードは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageや遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant、イーオスのレインジャー/Ranger of Eos辺りでしょうか。
人物を中心に据えた絵が多い様子。
それらの絵が昨日のMagic Arcanaで公開されていましたので、ご紹介しましょう。
旧絵は涙形でしたが、新しい方は普通パールと言われて想像する球状の物になっています。
包み込むように持つ手は、おそらく人間の女性のものでしょう。
背景は宮殿か何かでしょうか、花も飛び散り、幸福感のある絵になっています。
装飾も煌びやかで、最もアクセサリーらしくなっていますね。
ブレスレットも高級感を醸し出しています。
Moxの中でも最も強く、重要なカードです。
旧絵の方は高級感のある土台に綺麗にカットされたサファイアが配されていましたが、
新絵は縄で括り付けられ、独特の模様が刻まれています。
背景には大海原と面晶体、持っている手はマーフォーク。
ここはどうやらゼンディカーのようですね。
暗黒の儀式/Dark Ritualの存在により、青に次いで強力な黒のMox。
Jetとは化石化した樹木、黒玉のことです。
黒く輝く宝石として描かれていた旧絵とは違い、今回は割れてしまっています。
その手は欠け、血色も悪いため、ゾンビのものではないかと。
背景は門なのか、はたまた穴なのか。
悪魔の住処のような禍々しさを感じる一枚ですね。
ちなみにルビーとサファイアは同じコランダムという鉱石の一種で、赤い結晶をルビーと呼ぶそうです。
新絵では四角くカットされており、燃える手によって持たれています。
背景は炎を模したレリーフ、中心は燃えたぎる炉のようになっています。
何かしらの儀式が行われる祭壇かもしれませんね。
昔の物はビーストに咥えられているような絵でした。
新しいものは台座がゾウのような形。
それを持つ手はゴツゴツしていますね。エルフっぽいです。
背景はランタンやハンモックが吊り下げられた巨木。
部族の住処のような雰囲気が出ていますね。
カラーリングごとの特徴に合わせて描かれた新Mox。
カードとして刷られることは無いでしょうが、MOで一回使ってみたいですね。